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 新年一発目に読んだ本の感想でも述べようと思います。

 「鳥人計画」。はい、当然のごとく去年の10月頃からハマっている東野圭吾作品です。“鳥人”というタイトルどおりスキージャンパーを題材にした話です。日本のジャンプ界を背負う天才ジャンパー楡井明が毒殺されるところから物語は始まります。犯人は何とコーチの峰岸。峰岸は自分の犯罪は完璧であると信じますが、「犯人はあたなだと知っている。自首しなさい。」といった内容が書かれた紙を部屋から見つける。さらには警察への密告まで。一体なぜ自分が犯人であるとわかったのか?一方、楡井の死から急激に力をつけてきたもう一人のジャンパー杉江翔、その裏では驚くべき計画が行われていた。それはサイバード・システムと呼ばれるいわゆる「鳥人計画」。この計画と犯人の動機にどういった関連が?密告者は誰なのか?そして殺人の驚くべき真相とは?

 犯人は案外すぐにわかるんですが、その犯人自身が自分が犯人であると警察に密告したのは誰であるのかを推理するといったちょっと変わったパターンです。そして「鳥人計画」の全貌とともに殺人の動機が徐々に明らかになっていくんですが、その内容は非常に悲しくなるものです。心が痛みました。やっぱり人間は人間らしいからいいんですよね。

 この話は読んでふと思い出したのが、何年か前に毎日新聞の元旦特別号でやっていた未来新聞(確かこんな名前だった気が?未来に起こりそうな事件や話題をユーモアたっぷりに新聞記事にしたもの。当然フィクションね。)で書かれていた、「マラソン世界新記録、遂に2時間を切る」みたいな記事です。内容は題字のとおりなんですが、その記録を伸ばした背景には人工ペースメーカーというものが存在します。ペースメーカーとは、均等なペースでレースや特定の選手を引っ張る役目の走者のこと。これを小さなロボットにやらせてしまうというのが人工ペースメーカー。ロボットなので狂いはありません。追従して走れば好記録は期待できますが、これでは他の選手と競うのではなく、自分がそのロボットと同じペースで走りきれるかどうかだけの勝負になってしまい、競争という概念がなくなってしまいます。これではおもしろくないので今後人工ペースメーカーは廃止の方向で検討している、といった内容だったと思います(かなり前なんで記憶は曖昧ですが)。確かに各選手がロボットについて走っている姿は異様な感じがしますね。「サイボーグ同士の試合なんて、見たくもない」という作中に出てくる刑事の言葉が思い起こされます。

 ところでこの本を読み終えた後、スキージャンプがやたらと見たくなったので、ニコニコ動画で検索ですよ。けっこうすごいの見つけたので置いときます。フライングヒルってやばいね。生身の人間が200メートルも飛ぶとかありえねー。転倒シーンはこの競技の恐ろしさを改めて思い知らされました。はー長野五輪ナツカシス。

 

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